PlayStation Vita版のFate/hollow ataraxiaをクリアしました!
FGOやってるし、ちゃんと元の世界観にも触れたい、という気持ちでちまちま進めてきました。
クリアしたので、作品の感想とか、まとめます。
もちろんネタバレもあります。
タイトルには「令和に」と付けましたけど、とくに令和だからという話は無いです。
ただの感想です。
ゲームやる前の予備知識
アニメでやってたシリーズは一通り見ています。
Fate/StayNight[Réalta Nua]はスマホアプリ版をタブレットでやりました。
Fate/GrandOrderは1.5部始まる前あたりに気になって、Fate知識少ないながら、いろいろな人の解説とかで知識補強して楽しんでます。
記事を書いた2023年7月時点は2部7章まで終わりました。
ゲームの進め方の感想+クリアまでにかかった回数
4日間のループは知っていたのですが、ゲームのスタートとエンドと連動してしているのは知らなくて、1ループ目が終わった時はほんとにゲーム終わっちゃったかと思ってびっくりしました。終わっちゃけど!?死んじゃったけど!?これ1ループ目にして行動場所間違えた!?!?って。
スタート選んだらフラグ引き継いで2ループ目始められてよかったー、と安堵。
本編クリアまでに22回、最終的には33回ループしました。
何回か間違えてスキップしてしまったりして、ほんとはもっとループ回数少なくできたかも~。
プレイ時間は84時間(メモ取りながら+カプサバなどのミニゲーム時間も含む)
続編のファンディスクと聞いてきましたが、かなりボリューミーに楽しめました!
総合的感想
StayNight本編ではなかった日常をたくさん見れたのが、楽しかった~。
葛木先生とキャスターの夫婦がアニメ見た時から、いいペアだなと思っていたわけですが、ぎこちなくも甘い二人の日常がたくさん見れて、二人のシーンは常に悶えててました!
その他、実綴綾子や陸上部3娘とか、本編にはそこまでのかかわりがなかった子たちとも、わちゃわちゃしてかわいくて、キャラクターを知ることができました。
この世界線があるからこそ、カーニバルファンタズムとか衛宮さんちのごはんなどの日常系スピンオフが生まれて受け入れられるんだろうなぁ。
また、ラスト聖杯に向かうときなど、これまでの日常パートと打って変わって、冬木の町でマスターサーヴァントそれぞれ共闘するカッコよさのギャップがすごくて、日常パートがあるからこそより一層かっこよさが輝きますね。
キャラクター別の感想
一人一人にスポットを当てて、印象に残ったこととか書きます。
バゼット
バゼットさん自体を知ったのは、プリズマイリヤで、なんか強い女性!という印象だったんですが、このホロアタで聖杯戦争が始まる前の彼女や、言峰に利用された彼女だったり、魔術協会での生き方とか見るに、めちゃめちゃ不器用で自己肯定感低い内面をもっていたんだなぁって、印象変わりました。
自分が弱くて嫌いでも、自分のために足掻いて進もうとしているところが、好きだなぁって思いました。
カレン
FGOで何となくはキャラクターを知っていましたが、まさか一番最初にカレンに殺されるとは思いませんでしたな。
昼間協会でカレンに会いに行けるようになって、士郎(中身アンリマユ)とのやり取りも、その時だけは中のアンリマユがめちゃくちゃ漏れ出てて、どんな言動するか読めなくて、ドキドキしました。
アンリマユ
FGOでも最弱を名乗っての態度とか、めっちゃ好きなんだなと思ってたんですが、ホロアタ本編でもめっちゃ好きだなーって、思いましたね。
人類を憎んでやまないはずなのに、バゼットやカレンへの態度が親しげだったりなんだりは、士郎に引っ張られていたところもあるかもしれないけど、すごく好き。
StayNight本編でも聖杯の中に眠るアンリマユの存在は語られていたけど、こうやって人格もって登場して、ゲーム発売当初はめっちゃ驚かれたんだろうな。
士郎
ちらちら態度がアンリマユに引っ張られていたのか、違和感がちらついて気持ち悪かった!(褒め)この違和感がたのしい。
StayNight本編だと、1ルートずつヒロインと向き合ってきたけど、今回のゲーム方式だと、どのヒロインにもいい顔しちゃうし、ライダーやイリヤにもいい顔しちゃうしで、それはまさしくラブコメ主人公って感じだけど、桜あたりが黒化しないかはらはらしながら、各ヒロインとのやり取りにドキドキしていました。
セイバー
食いしん坊が加速してる。StayNight本編はかわいいより凛々しい感じが多かったんですが、ホロアタはかわいい感じが多い!
凛
3人のメインヒロインのなかでは一番凛が好きなわけですが、ロンドン行っていてなかなか出てきてくれなかったりと、早く出番来てくれ~ってやきもきしました。
でも、出番が来れば解決に向けて活躍しちゃう女なんだよなー好き。
桜
プールデートは一番桜が、大胆な行動をして、すっごくドキドキしましたなぁ。
ラストの戦いのシーンで、黒桜でなく桜として戦っている姿が、StayNight本編ではなかった姿で、凛々しくて好きだって思いました。
ライダー
ライダーと日常過ごせるだけでもStayNight本編とのギャップがあって、うれしくなっちゃったな~。読書好きだったのか~とか初めて知れましたしね。
生前の回想もあって、FGOでは当たり前に感じてしまったが、ゴルゴーン3姉妹がわちゃわちゃ過ごしているカルデアは奇跡みたいに尊かったんだなと思い知らされましたね。
化け物へと変わっていったメデューサを一人にしないためにともに過ごしていた描写やスチルはとても好き。
イリヤ
イリヤは、このループの解決のキーパーソンではあるけど、終わってほしくないって感じでしたね。イリヤがとってもこのループを楽しんでいると、プレイヤーの心情としてもこのループ終わらせなくてもいいんじゃないって思っちゃいますよね。
Fate/ZeroのアニメからちゃんとFate見始めたわけですけど、切嗣とイリヤのクルミの芽探しのエピソードが印象的だったんですが、そのエピソードについて語るイリヤがいたりして、ここから着想得られた膨らませたシーンだとしたらすごいなって思いました。
メイドのリズやセラの設定やエピソードも盛りだくさんで、色々知ることができてよかったな~!
藤ねえ
StayNight本編の時のようなコミカルな藤ねえもいれば、切嗣を思い出したり、士郎のやほかの生徒を思ったりとシリアスな藤ねえもいて、ギャップで殺しにくるじゃないですか。
藤ねえともデートしたかったぞ。。。
キャスター+葛木先生
ベストエピソード賞があるなら、ふたりの全部のエピソードにあげたいくらいです。
戦わなくていいこのループを全力で楽しんでいるキャスターが本当にかわいい。
立ち絵差分なども私服含めてたくさんあって良いですね。
キャスター→葛木先生のラブはわかりやすく出ているけど、ちゃんと葛木先生→キャスターの思いも描かれていて、そのたびにキュンとしました。
藤ねえと葛木先生が二人でいるところを、キャスターと士郎で尾行するエピソードがあったけど、あれがめちゃくちゃ好きです。
藤ねえの悩みをきっかけに、葛木先生の夫婦感やキャスターへの思いを話していたシーンですが、葛木先生としては成り行きや形から始まった夫婦の形だけど、だからこそ大切に思いをはぐくんでいることが感じられて、尊いし、渋く深く思いあっているというのが、素敵な関係性を感じました。
陸上部3人娘
StayNight本編ではちょっとしか出番なかったけど、この三人の日常とわちゃわちゃできて、可愛かったです。
エクリプスという形で、メインの話も合って面白かったです。第3者からみる凛ルートみたいなエピソードがいっぱい出てきて、おもしろい視点でした。
慎二
ふつうに慎二と士郎が悪友してうる!?!?StayNight本編ではめっちゃ一方的に士郎に恨んでたのに、と驚きました。
普通に飯行こうぜーってしたり、卒業後の話なんか語っちゃったりして。
なかよく友達やっている姿見れてうれしいけど、慎二じゃないみたいです。
一成
キャスターの妄想だけど、一回ふりふりの女装のスチルがあって、一成はそういう枠なの!?と驚きつつ、めっちゃ可愛かったです。
あのスチルは衝動的に写真に残しちゃいました。
美綴弟(実典)
へー弟いたんだーしかも桜に気があるんだーと軽い気持ちで見ていたんですが、君、CV増田さんなの!?!?と驚きました。
増田さんはFGOのマイフレンドからの関わりかと思てたので、美綴弟から関わりあったんですか!?と。
マイフレンドと実典くんの目つきがなんとなく似た感じだったので、意識して似せていたら面白いですね。
一番予想してなかったところからの衝撃でした。
アーチャー
アーチャーやっと出番じゃーんと、嬉々として夜の橋に行ったら、いきなり殺されてびっくりしました。
ランサー
アロハで釣りしてたり、バイトしてたり、一番立ち絵差分多かったんじゃないですかね!?
キャスターやライダーと同じく、StayNight本編では語られなかった、ランサーの生前の話があって、セタンタの時の様子とか、スカサハ師匠とかどんなやり取りしていたのかとか、大変な一生だったのに、何でもないように語ってるのが、ランサーの男らしくかっこいいところと思わされましたね!
ミニゲームについて
イリヤ城
これが噂のパロディゲーム!
一応ストーリーと連動してイリヤ城に行くためのミニゲームでもあって、突然始まってびっくりしました。
とりあえず1回でクリアできたけど、ちょっと難しいレベルで、ちょうどいい難易度でした。
まさか最近になってFGOのほうでも風雲イリヤ城のイベントが始まるとは思わなくて、事前にやれたからこそめっちゃFGO側のイベントも楽しめましたね。
カプサバ
予想以上にボリュームありで、楽しかったです!
なかなか全クリできなくて、難しかったけど、ミニキャラのマスターやサーヴァントはかわいいし、ゼロやアポクリファとかエクセトラなどの他シリーズのマスターとか盛りだくさんで、マスターもデッキセットもいろんな組み合わせでできるから、これだけでかなりの時間プレイしちゃいました。
もう一度FGOの関連イベントや幕間を読み返して
アンリマユ幕間
ロマニがいるときに実装って、今思うとかなり初期に幕間だったんですねぇ。
弱いシャドウサーヴァントがわんさか出ているとか、アンリマユ狙ってるとか、アンリマユの死んで繰り返した際の残滓だったか、まんまホロアタの4日目だったんですね。FGOで初めてやったときは全然そうとは思ってなかったです。
アヴェンジャーの定義について、シリーズのアヴェンジャーの元祖であるアンリマユに説明させたり、この冬木の修正は最後まで残しておいた方がいいとか言ってたりと、伏線になりそうなことも、たくさん撒いていたのもあって、改めて重要な幕間として描かれてたんだなぁと思いました。
最後ロマ二が解説していて「死滅を繰り返したいと思うほど、ほっておけない不器用な人間との出会いがあったって、ことかもねって」、ホロアタやる前はよくわかんなかったですけど、これもう完全にバゼットさんのことじゃんと、気づけた瞬間のカタルシスたるは!!!
シリーズ遊んでた人にちゃんと刺さるようになっていて、幕間でも侮れないやつだったんだと、改めて気づけました。
カレン初登場バレンタインイベント~2021~
まずカレン(アムール)の登場の時にかかわるのが、ランサークーフーリンと子ギルってのも、FGOでイベント遊んだ当時はなにも思わなかったけど、ホロアタでも同じようにマスターのカレンに怯えてた様子とあって、ホロアタをやってた人なら、懐かしいやりとりってなってたのかしらと思いました。
カレン自身はスターシステムでプリヤとかの世界にもいるから、いろんな接点がFGOでは描け面白いですね。
カーマとは愛の神つながりで、とイベントに出てきましたが、ホロアタでは桜とカレンってなかなか一緒のシーンがなかったので、新鮮な組み合わせと感じました。
ゴッドカレン形態は、元のはいていない衣装を意識した感じだったんですね。
カプサバの赤ちゃんカレンもカバーするし、確かにスマホアプリ版のカプサバリリースしたぐらいだったねと懐かしい感情にもなりました。
バゼット初登場バレンタインイベント~2022~
去年と変わり、カレンがカルデアに来たばかりのバゼットに接触をする形でしたね。
バゼットさんには黒幕役はむりだよね。カレンちゃんが手引きする形をとるよねと、ホロアタをやったことでより納得感がありました。
クーフーリンに会いたいけど、会う踏ん切りがつかないってのが、不器用でかわいいですねぇ。
宝具の打ち合いなら負けないって、フラガラックをFGOのゲーム上に落とし込むのは大変だったのではと、改めて思いましたね。
イベントシナリオ中語られなかったですが、チョコレートの精霊としてバゼットを助けたのは、口調からしてアンリマユですよねぇ?
バゼットも何度も助けてもらったような。っておぼろげでも覚えてもらえてるのが、ホロアタ通すとより一層尊く感じますね。